持っているもの
- ブログ初心者がZ.com WPを6か月使用した経験
- 昔、参考書片手にホームページを(ちょこっと)編集したことのある経験
- 月500円程度なら、出してもいいかなと思うフトコロ具合
- 契約をさらに6か月延長した理由
半年前は持っていなかったもの
- WordPressを使用した経験
- Z.com WPへのお得感
- 半年後もブログを続けられるという確信
今も持っていないもの
- 独自ドメイン
- 不特定多数の閲覧者
ブログ初心者の私が、Z.com WP エントリーの6か月コースを申し込んだのは、2017年7月中旬だった。
その後、紆余曲折があったにしろ、6か月の期間満了を前にして、新たに契約を6か月延長する決断を下し、引き続きZ.comさんにお世話になることになった。
そんな初心者が、実際に使って感じたZ.com WPの魅力を勝手に紹介する。
[2017年7月中旬に入会し6か月間体験した個人の使用経験です。Z.com WPの内容については、2018年1月23日現在のホームページの内容を参考にしています。]
1.Z.com WPという選択肢
Z.com WPを選んだ個人的な経緯
去年(2017年)の春ごろから初夏にかけての個人的な話。
「ブログをはじめたい」(あわよくば、こづかい程度でいいから収入を得られるまでになればいいな)、と漠然と思っていた私は、何から始めたらいいのかわからないまま、ネットサーフィンを繰り返していた。
そして、いろいろな検索ワードで調べていくうちに、
WordPress
という無料のソフトウェアが、ブログを作るには、便利で主流になっているらしいことを知った。
その特徴である、「ブログを作成するのに特化した仕組み」や、「さまざまな形が選べる」という便利さと、「(知識さえつければ)変更が可能」や「移転も簡単」などの将来性を、個人的に感じ、WordPressを利用することに決めた。
次に考えたのが、
「サーバー」をどこにするか
だった。
様々な比較サイトを見て、紹介されているサーバーの案内ページに行って、料金表や性能を見比べた。それぞれ、どのプランだとWordPress利用可かどうか、その時の金額は、などを中心に検討していった。
だが、詳しく見て知識を得れば得るほど、迷いが深くなっていった。
「無料コースもあるが、広告が入ったりと、制限がある」
「コースによって、訪問者数、転送量などの制限の目安があるが、実感がわかずよくわからない」
「よくわからないまま、何か月分をまとめて払って、失敗とわかったとき残りの期間がキツイ」
などと、「ココのこのコース」というものになかなか出会えず、決め切れなかった。
そんな時に、何かのきっかけで検索に引っかかったのが、
「WordPress専用サーバー GMO WP Cloud」
だった。
「WordPress専用」の文字に魅かれた私はそれをクリックすると、「新規申し込みの受付は終了しました」、「ご検討の方は、Z.com for WordPressをぜひご利用ください」との表示の後、別のページに飛ばされた。
それが、Z.com WPだった。
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WordPress専用高速サーバーなら Z.com WP
Z.com WP
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2.Z.com WPに決めた理由
比較サイトで見落とされがちな理由
Z.com WPのホームページで調べてみて、私が魅かれたのは、
- 快適な運用を追求したWordPress専用サーバー
- 月額400円~(エントリープラン12か月払い)(注:2017年4月時点)
- 訪問者数:無制限
の点だった。
これまで私がほかのサーバーとの比較で躊躇していた点、「金額」「訪問者数の制限の不安」をクリアしていた。
まさに「ドンピシャ」だったので、いいものを見つけたと思う一方で、なぜこれまで検索に引っかからなかったのかが不思議で、疑問に思えた。
調べてみると、Z.com WPは新たに開設されたブランドらしく、そのため、昔からあるレンタルサーバー比較サイトでは対象にすら上がっていないようだった。「レンタルサーバー おすすめ」と言った用語で検索しても、検索上位に上がるのは比較的、老舗のサイトが多くて、Z.comをカバーしていないものが目につきやすいことが推測された。
不安感の払しょく
新規ブランドはどうしても信頼性に不安があるが、運営会社が「GMOインターネット株式会社」(東証一部上場企業)であることを確認、さらにz.comというドメインを取得した経緯も知って、不安は薄らいだ。そして使用者の口コミが気になって、さらに調べた。
だが、新規なだけに、実際の使用者の感想を見つけることは難しく、あったと思ってクリックしても、前身の「GMO WP Cloud」の評価だったりで、なかなか見つけられなかった。
そんな中で、Z.com WPの評価をしているサイトを見つけることができて、拝見すると、否定的でも絶賛しているのでもなく、フェアに評価している様子がうかがえた。そのフェアな評価に、不安感は払しょくされて、あとは自分で試すしかないと、決心した。
ただ、臆病な私は、そこから3ヶ月ほど繰り返しホームページに載っている機能表・料金表をみたり、入金方法などを何度も確認した。
そして、必要となる様々なパスワード・サブドメイン(私は独自ドメインを取ることを後回しにした)を想定し、ペンとメモ帳ノートを用意して、そのうえで、2017年7月に、背中を押されるように、エントリープラン6か月払いを申し込んだ。
(今から思えば、オープンキャンペーンをやっていた4月の時点で思い切って申し込んでおけばよかったのだが、それは仕方のないことだと納得もしている。)
3.やってみて気づいたZ.com WPのおすすめポイント
WordPress専用サーバーの利点
ブログ初心者の私は、当然、WordPress初心者でもあった。
しかし、Z.com WPでは最初からWordPressがインストールされているので、My Z.comにログインして、準備していたユーザー名・パスワード・ドメイン名等のサーバーの設定を終えると、WordPressのコントロールパネルが立ち上がった。
初心者ゆえに、その時はありがたみを感じなかったが、仕組みをある程度、理解するようになった今から振り返ると、楽をさせてもらったように感じる。
ネットで検索すると、「簡単インストール方法」などとうたっているページが見つかるが、たいていFTTPソフトを使うことをさも当たり前のように書いてあったりして、初心者にとっては、そこで、立ち止まってしまう。
もちろん知識をつけることは大事なことだが、その手間を省いてくれることは、WordPress専用サーバーの利点である。
バックアップ・リストア・ステージング環境
初心者のみならず、パソコンを使っていて怖いのは、データが飛んでしまうことである。何時間もかけた成果が、不注意や誤操作で、一瞬でなくなってしまうエピソードは多くの人が持っているだろう。私もその一人だ。
Z.com WPでは、そういったトラブルを二重三重に防ぐ機能を持っている。
詳しくは、Z.com WPのホームページを見てもらうのが一番いい。
個人的には、使用したこの6か月で一度もトラブルにあっていないので、これらの機能の本当のありがたみを感じていないが、
- 1日1回の自動バックアップ
- カスタマイズ中に起こった表示の崩れからの回復(リストア)
- 本番と同じサーバー環境でテストできるステージング環境
これらの機能のおかげで、余計な心配をせず、サイトの変更にも思い切って挑戦できる。
(ただし、この機能に安心しきってしまい、個人的なバックアップをサボってしまうのが玉にキズだ。実際、私も、初めてWordPressのエクスポートをして、自分のパソコンに保存したのは、契約の6か月を前に延長するか迷っているときだった。)
無料で使える、モリサワWebフォント
WordPressのコントロールパネルにログインして、いろいろなサイトやブログを見て、テーマやプラグインを参考にして、私が初めに選んだテーマは、公式の「Twenty Sixteen」だった。理由は、「公式で無料」という点と、「文字中心のブログにしたい(それしかできない)」という点に、一番合っていると思えたからだ。
公式であれば、実際に使用している人も多く、サイトの変更や改良も参考にしやすいという期待もあった。
「Twenty Sixteen」を使用しているサイトの評価を見ていくと、初期設定されている文字のフォントが不評らしく、それを変更する方法も紹介してくれているサイトもあった。
「文字中心のブログ」を目指す私にとって、「読みづらい文字のフォント」は、致命的な欠点で、さっそく修正する必要があり、CSSを触ったりアップしたりする知識が必要になるが、Z.com WPでは簡単に文字フォントを変える仕組みがあった。
それが、初めから入っている
TypeSquare Webfonts Plugin for Z.com
のプラグインだった。これを「有効化」し、ダッシュボードに加えたあとに開けば、あの「モリサワ」のwebフォントが選択可能になる。
「タイトル、リード、本文、太字」でそれぞれ30書体を選択できる。私は、初めから用意されている選択肢の内の「ポップ」を選択した。
[変更2018/04/04:2018/04/04時点で書体を「ブログ」に変更済み。また、webフォントの使用には、Z.comのダッシュボードにログイン、webフォントの設定で、どの一つのWordPressブログに適応するか、URLを選択する初期設定が必要であることにも注意。]
こうやって、書体の問題を「プラグイン」で簡単に解決してくれるのは、実際にやってみないと実感しづらい点だ。
(個人的には、昔、人に頼まれてデータをもらってプリントアウトした時、「レイアウトが違う」と苦情を言われたことがあり、調べると、自分のパソコンに「モリサワ」のフォントが入っていないことが原因だったこと知った。じゃあそれをインストールすればいいと単純に思ったが、そのフォントの価格を見て驚いた経験があり、あきらめてもらったことがある。その「モリサワ」のフォントが追加料金なく(注:月間2.5万PVまで)使えるのは、ありがたいことだ。)
4.今、入会するならもう一度確認すること
初心者だった私は、Z.com WPを6か月経験し、紆余曲折があった末、さらに6か月延長することにした。この経験はあくまで6か月前の個人の経験であり、今現在(2018年1月中旬)だと、参考にならない点があるかもしれない。
そこで、もし私が今仮に、初めて申し込むとしたら、どの点を注目するのかを取り上げたい。
初めてZ.comをご利用の方は14日間無料でお試しできます
実は、私が入会した当時(2017年7月中旬)は、まだ、無料体験期間がなかった。結果的に、問題なく使えたので文句はないのだが、今から入会する人は、無料で体験できるので、ただただ、うらやましい。
個人的な経験を語ると、入会してから、WordPressを触って、実際にブログを公開するまでに、2週間ほどかかったので、その期間を体験できるのは、初心者にとっても、嬉しいことだろう。
ディスク容量5GBのメール機能を無料で標準装備
この機能も、私が入会した時にはなく、あとから追加された機能だ。私個人は、もともと要望していなかったのだが、いざ、標準装備されると、使いたくなってくる。
(個人的には、メインで使っているEメールで、かつて使っていたプロバイダのアドレスを、アドレスを変えたくないという理由だけで、月数百円を10年近く払い続けているのだが、Z.com WPにメール機能が付いたことによって、メールアドレスを変えてしまって、これを使った方が得ではないか、と悩んでいる)。
今から始める人にとっても、使い方次第でお得な機能だ。
独自SSL(オプション)
このオプションは、私が入会した当初から、選択できたが、私自身は、必要性を理解していなかったので、使用しなかった。だがこの半年やっていくうちに、「SSLを付けた方がいろいろと有利」みたいな話を聞くと、つけた方がいいのかな、という気もしてきた。
もし今、入会を検討するのなら、SSLがついているかどうかも検討要素に入ってくると思う。
他社のサーバーでは、SSL込みでのプランもあって、お買い得のように見えるが、「実際に使うかどうかはブログを運用していくうちに考える」と、いうような人は、途中からで追加できるZ.com WPの方がお得だと思うので、この点は人それぞれだろう。
期間限定の入会キャンペーンの有無
これは悩ましい。実際、私が入会した時も、期間限定のキャンペーンに背中を押された。ただ、決めるまでも決めてからも、
(キャンペーンで得した)
(でももうちょっと考えて、準備してから、後で入会したほうが・・・)
(いや、準備不足を理由にしたら、永遠に入会するチャンスが来ない)
(でも、ひょっとしたら、このあと数か月後にもっとお得なキャンペーンが・・・)
という、思いが逡巡していた。もうこれは、割り切るしかない。先のことなど分からないし、やってみないとわからないことはわからないままだからだ。
キャンペーンをしていれば得なのは間違いないが、キャンペーンをしてなくてもあるかわからない次のキャンペーンを待つ時間は買えない。
どっちにしろ契約を延長するときは通常の料金を払うのだから、入会したいときに入会したほうがいい、というのが、入会した私からいえるアドバイスだ。(でも、キャンペーンが魅力的なら、それに背中を押される方がいいときもあります)。
その他の選択肢
実は、初心者の私は、6か月の契約期間が切れる前に、延長をせずに、辞めようと、一時は決心していた。
Z.com WPに不満があったわけでなく、むしろ逆で、一番安いエントリーコースの機能でさえも、この私の貧弱すぎるブログにとっては十分すぎるからだ。
その後いろいろとあって、メリット・デメリットを考えた結果、支払う金額に無理がないのだったら続けようという結論になって、さらに6か月延長することになった。
本文の趣旨からは外れてしまうが、他社の無料ブログを試す、というのも一つの選択肢としてある。遠回りになってしまうが、時間と手間がかかってもいいという人は、他社の無料ブログから始めることも一つの手だ。これはこれで手間がかかるし、手続きも必要だが、無料ということでリスクを取らない方法もアリだと思うし、そこで不満を覚えてから有料サーバーの快適さを実感するのもありがたみが分かると思う。
ただ、無料というのはそれなりの手間がかかるものであるので、それを考慮に入れたうえで、判断してほしい。
(個人的には、今だとアフェリエイトでセルフバックという仕組みを知っているので、無料のブログから始めるのも手だと思うが、Z.com WPでブログをはじめなければ、その考えには行き着けなかったので、後悔はしていない。)
5.結論
このブログ記事を書いて、改めて思ったのは、
Z.com WPはもっと評価されていい
ということだ。
もちろん、自分が使っているから、という身びいきもあるが、その性能や機能と価格の割に、検索しても評価が見つけにくい、という印象がある。
検索の仕組みがそうなっている以上、新規のものの評価が定まりにくいのは仕方がないとはいえ、もどかしく感じる。
訪問客の少ない当ブログがこの主張をしたところで、何の影響力もないことはわかっているが、Z.com WPが、正当な評価をされることを、勝手ながら願っている。
まとめ
- ブログ初心者がZ.com WPを6か月使用した経験
- ブログ初心者がさらに6か月期間を延長した理由
- 6か月たった初心者が、今の初心者に言えるアドバイス
- Z.com WPはもっと評価されていい