2019/03/20読売朝刊の経済面の表が分かりにくすぎて、逆に分かりやすくてすごい

読売の経済面と言えば、経済指標についてはすべて「アベノミクス」という魔法の言葉で説明する印象があり、ある意味で分かりやすい(個人の感想です)。

そんなわかりやすい記事が、2019/03/20(水)の読売朝刊の経済面でも、発見することができた。

一見すると、記事内にある表は分かりにくいが、よくよく読むと、一生懸命、アベノミクスに結び付けて説明しようとしていることが分かる。

分かりにくい表から分かりやすい意図が垣間見える、読売新聞はやっぱりすごい。(←わかりにくい)

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「森友問題」「安倍晋三記念小学校」設立趣意書は現存するのか?(2019/03/15時点の考察)

架空小説「仮名手本森友学園」

2019年3月14日、「森友問題」に関する判決があった。(詳しくは、この問題を追求し続けている弁護士・教授のグループの以下のホームページを参照)。

本日(3月14日)大阪地裁で判決があり、原告は勝訴しました(資料1判決

国有地低額譲渡の真相解明を求める弁護士・研究者の会、”
森友問題でやっと国民の常識が通用した判決がでました。”、
2019年3月14日 。(参照2019-03-15)

こういった、行政にとって都合の悪い文書を国民に隠すという悪弊に対して、強い意志で立ち向かい正した行為を、称賛したいし、頭が下がる思いだ。

この黒塗りには、ある意味、両方の立場の人間が振り回された。司法の場で、この黒塗りが断罪されたのは、当然であろう。

ただ、この判決は、黒塗りの可否を司法が判断したということであり、過去の事実が新たに発掘されたわけではない。

事実、今になっても、「安倍晋三記念小学校」の設立趣意書は、控えも含めて、現物は公開されていない。

もともとこの件については、財務省が「安倍晋三」の名前を認識していたのかという点が疑われていた。今回の件の黒塗りには隠されていなかったものの、改ざん発覚後に公表された応接録等で近畿財務局が「安倍晋三」の名を認識していたことは、すでに明らかになっている。
そのため、「安倍晋三小学校」の設立趣意書の存否は、現時点ではそれほど重要ではない。

ただ、この件にはこれまで振り回されただけに、現時点での事実を確認しておくことは無意味ではないだろう。

今回は、現時点における、「安倍晋三記念小学校(院)」の設立趣意書(設置趣意書)の存否について、考察したい。

[公開:2019/03/15]

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ようやく招待IDが届いて「読売新聞オンライン」の登録手続きがすごい

3月上旬。私の手元にも、ようやく招待IDが届いた。
2月中旬ごろから順次、読売新聞定期購読者には販売店から届くとされていた、「読売オンライン」の招待IDだ。
[地域、販売店等により、個人差があるようです]。

去年の12月に突然翌月からの値上げの予告を受け、今年1月分から値上げをされて以来、順次届けられると言われていた2月中旬から、ずっと待ちかねていた。
2月中旬すぐには私の手元には来なかったものの、タイミング的に、2月の月末、販売店が集金や「読売ライフ」を配る際に一緒に貰えるかな、と勝手に予想していたが招待状は来なかった。次に、3月の朝刊休刊日は3/4(月)だったので、その朝刊のない朝は、「読売オンラインを見みてね」と言うようにその前に来るのかな、と予想したが、これも外れた。

そしてようやく、招待IDが届いた。

そんな待ち焦がれていた招待IDだが、登録の際には、いくつかの山を越える必要があった。

これだけもったいぶって届いた招待IDなのに、登録でさらにじらそうとする、読売新聞はやっぱりすごい。[個人の感想です]。

(参考)

読売新聞オンライン、ヘルプ、「よくある質問・利用方法」

https://www.yomiuri.co.jp/help/faq/(参照2019-03-10)
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(番外編)「首相は小学6年生並み」発言をファクトチェックしてみた話

架空小説「仮名手本森友学園」

2019/02/14、立憲民主党の枝野代表が、ある集会の挨拶で述べた言葉が話題になった。

「日本の総理、小学6年生並みで情けない」立憲・枝野氏

朝日新聞デジタル、2019年2月14日15時24分。https://www.asahi.com/articles/ASM2G3SQDM2GUTFK00D.html(参照2019-02-18)

これに対し、賛否両方から意見が出たようだが、不思議なことに、

「日本の総理が小学6年生並み」

ということが事実かどうかについてを検証した記事は、寡聞にして、発見できなかった。

意見に賛同する側はもちろん、それに対し反対する側も、「発言が幼稚だ」などと言うだけで、それが事実かどうかについては争っていない。中には、「そんな小6並みに負ける野党」というように、「総理が小6並み」であることを認めたうえで反論している人もいるようだ。

「日本の総理が小学6年生並み」

ということが事実かどうかを、誰もチェックせずに論争をするのは由々しき事態だ。

そこで、「報道の自由」・「言論の自由」・「表現の自由」を守るいう使命感にからた初心者が、この点について「ファクトチェック」を試みた話をしたい。(←「ファクトチェックに成功した」とは言っていない)[肩書は当時]

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(番外編)もしも今、アベさんが求人広告を出したとしたら

架空小説「仮名手本森友学園」

「アベノミクス」と唱えていたら、数字がよくなって、景気も良くなったらしい。

その証拠?に、人手不足なので、持論を曲げてまで外国人材を受け入れる枠を増やしたほどだ。これでまた、実質賃金を下げる要因が働く。

信じるものは救われる、とはよく言ったものだ。

それはさておき、そんな人手不足の中、ある架空政党が人材募集のチラシを出したらしく、偶然、入手したので、紹介したい。

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「森友問題」口裏合わせリスト(未完・2019/02/12時点)

架空小説「仮名手本森友学園」

「森友問題」では、財務省を中心に、様々な方面で「口裏合わせ」が行われている。そのため、

「森友問題、財務省、口裏合わせか」

と見出しがあっても、どの件で口裏合わせをしているのか、すぐには特定できないのが現状だ。

これ自体が、恥ずべき事であるが、今回は、現時点での、森友問題の「口裏合わせ」をリスト化することによって、整理し、まとめてみたい。

[公開:2019/02/12]

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「森友問題」(番外編)改ざん後も反省なき組織の末路-大阪府警の場合

架空小説「仮名手本森友学園」

一匹の妖怪が日本中を徘徊している。- 改ざんという妖怪が。

今回の記事を書こうとした時、ふと、思いついたのは、有名な「共産党宣言」のフレーズをもじったものだった。

あらゆる分野での改ざんが、「またか」というように報道されている。

森友問題における財務省の決裁文書改ざんを筆頭に、厚生労働省による働き方改革の調査データ改ざんと毎月勤労統計の改ざん、法務省による失踪外国人技能実習生の調査票結果の改ざん、製造業では、自動車メーカーによる検査改ざん、素材メーカーによる品質データ改ざんなど、幅広い分野で、改ざんが行き渡っている。

アベノミクスでは、経済上のトリクルダウン効果を、安倍首相当人が「そんなことを言っていない」と否定したそうだが、

改ざんのトリクルダウン効果

は、日本中、上から下まで隅々まで行き渡り、不幸にも実現したようだ。

この問題が深刻なのは、底が見えないことだ。

改ざんが発覚したのは「過去の事例」であるが、そこから反省せずに対処・改善ができなかった場合には、それがまた、新たな改ざんを生み出す原因となってしまう。言ってみれば、時系列の点でも、過去から未来へと、改ざんというトリクルダウンは止まらない。

森友問題では、財務省による決裁文書改ざんという、「歴史への犯罪」が行われた。それに対する、政府・財務省の反省は、希薄だ。

過去にも、トップが改ざんに向き合わず、ゆっくりと信頼を失っていった組織がいくつか存在する。

今回は、その中の一つ、大阪府警を例にとって、改ざんに対して真摯な反省のない組織がどのようになるのかを、紹介したい。

[当ブログ記事は、姉妹ブログ「はじめはみんな初心者だった」のブログ記事「改ざん社会の末路―大阪府警を参考に」(2019/01/16公開)を加筆・修正したものです]

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