今日も読売新聞はやっぱりすごい(2019年下半期)

読売新聞のすごさを伝えるために、当ブログでは様々なテーマで記事を書いているが、独立したブログ記事にするほどではなくても、ついつい書き留めたくなる新聞記事に出会うことは、毎日のように新聞を熟読していれば、よくある。

そんな、日々、心に残った読売新聞の印象を、備忘録的に加えていく。

2019年も、上半期で日々の備忘録メモがいっぱいになってしまったので、下半期用にブログ記事を独立させる。2019年の下半期も、読売新聞はやっぱりすごそうだ。

[公開:2019/07/01、更新:2019/12/29]

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「森友問題」の裁判で6月上旬に分かったことのまとめと考察(2019/06上旬)

架空小説「仮名手本森友学園」

森友問題では、様々な形で、真実が明らかにされてきた。

新聞報道、ニュース報道、ワイドショー、週刊誌報道、会見中継、国会中継、野党合同ヒアリング中継、報告書公表、SNS(ソーシャルネットサービス)、動画配信、・・・等。

組織・個人を問わず、記事や配信など、様々な形でこの問題についての情報提供に関わってくれる人たちには、感謝したい。

その中でも、裁判では、厳格な手続きの元、証拠や主張が提示される。ただ、残念なことに、裁判の傍聴には手軽に参加できず、動画配信されるわけでもないので、その経過については、間接的にしか知ることができない。

そこで、6月上旬に行われた森友関連裁判について報告をしてくれていて、間接的に内容をうかがい知ることのできる記事等をまとめることで、この期間に分かったことについて、整理することにしたい。

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「森友問題」で今週分かったことのまとめと考察(2019/05/29~31)

架空小説「仮名手本森友学園」

2019年5月末の週に、森友問題に関連する裁判についての報道が連日行われた。

一つは、木村真・豊中市議らが起こした、情報公開の黒塗りの損害賠償の判決。

もう一つは、籠池夫妻被告による補助金詐欺事件裁判の公判での証言。

これらの、関連する点と混同しやすい点を、まとめ、整理したい。

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「読売新聞オンライン」内の「よみぽランド」のミニゲームの描写がひどくてすごい

2019年1月から読売新聞は値上げしたが、2月から定期購読者に順次届けられるIDで登録すれば「読売オンライン」の様々な機能が使えるようになった。

その中に、「よみぽランド」というコーナーがあり、このサイト経由で買い物をするとポイントが付いたり、アンケートに答えたりミニゲームをすると「よみぽ」というポイントを貯めることができる。いわゆる、読売新聞運営のポイントサイトだ。

そのミニゲームのコーナーだが、ページのレイアウトに見覚えがあった。

「『ポンタのゲームボックス2』と同じじゃないか」

この時、私は嫌な予感がした。

「同じということは、”イケメンギャル男”も含まれているのか」
「これはのちのち問題になるんじゃないか」

なぜそう思ったか、そしてなぜ、遅ればせながら今さら記事にしようしたのか、その理由を述べたい。

(参考サイト)

よみぽランド アンケートやゲームで読売新聞のポイントが貯まる

https://yomipo.yomiuri.co.jp/ 読売新聞オンラインへの登録が必要。(参照2019-05-18)

[当記事内で引用した写真や記述には、差別的な表現や不快な印象を与えるものが含まれる可能性があります。しかし、ゲームをしない人や、プレイしてもその画面にたどり着けない人への内容の提供のために、問題提起の要素を含めながら、表現に最大限の注意を払って一部を修正し、当記事を公開するものといたします。]

[2019/06/25追記:現時点で確認したところ、「よみぽランド」から「イケメンギャル男」は、消えていました(個人的な確認)。「お知らせ」等には何も書かれておらず、いつ消えたのかは不明ですが、もし問題意識をもっての対応であったのであれば、一定の賛意を表します。ただし、内容的には問題が無さそうだった姉妹ゲームともいえる「波乗りギャル男」「お助けギャル男」も同様に消えていて、単なるメンテナンスや不定期的なゲームの入れ替えだった可能性も捨てきれず、理由について「お知らせ」等での説明も見つけられないため、問題提起の意義も含めて、当記事を残しておくことにします。]

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「森友問題」首相夫人付きの回答(いわゆる谷FAX)の時系列整理をして見えた疑問点(2019/05/08時点)

架空小説「仮名手本森友学園」

森友問題では、証言の食い違いが数多く存在し、そのまま放置されてきて、その状態は今も続いている。

「登場人物全員うそつき」の面目躍如といったところか。

そしてまた今回、森友問題に、一つの食い違いが加わった。

森友、首相夫人付職員が面会否定 減額交渉巡り財務省幹部と

一般社団法人共同通信社、2019/5/7 16:42、5/7 16:45updated。https://this.kiji.is/498399973113840737(参照2019-05-08)

この件については、2019/03/18に行われた籠池氏の証言、

「首相夫人付が財務幹部と面会」 籠池泰典氏が主張、森友減額で

一般社団法人共同通信社、2019/3/18 21:46。https://this.kiji.is/480352821077034081(参照2019-05-08)

に対する事実関係の確認だったが、1ヶ月半以上もかかった末に、食い違いを解消できないというお粗末な回答だった。

夫人付き職員によるものと言われているFAX(いわゆる谷FAX)に関しては、官邸が黒塗りをし忘れるほどあわただしく公表したことや、「官邸周辺の評論家」が一斉に同じことを言いだしたという指摘や、その後、当事者である職員がイタリアへ出向した点など、不自然な点が多い。

そこで今回、改めて、谷FAXの時系列をまとめ、整理したい。

公開:2019/05/08

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読売新聞政治面連載記事「令和へ 地方の課題」がスタート(2019/04/16~)して第1回目からグラフの使い方がすごい

新聞休刊日だった2019/04/15(月)の翌日から、読売新聞朝刊の政治面で連載記事が始まった。

令和へ 地方の課題

読売新聞、大阪本社版、2019年4月16日(火)、政治4面、13S。

第一回となる記事を読むと、生産年齢人口の減少について、地方でよりひどく影響が出ていて、様々な地方でいろいろな対策を取っているという具体例を載せていた。ただ、重要な問題であることには間違いないが、既視感がある話で、「似たような特集は社会面で何度も見た気がするが、なぜ、今回、政治面で?」という疑問が。

だが、この疑問に関しては、第1回目の記事のグラフの中に、すでに答えがあった。

当ブログでは、前回、2019/03/20読売朝刊の経済面の表が分かりにくすぎて、逆に分かりやすくてすごい[2019/03/22公開]と指摘したばかりだが、読売は、経済面だけでなく、政治面でも、分かりにくいグラフで分かりやすい意図を伝えていた。

分かりにくいグラフで、分かりやすい意図を伝える読売新聞はやっぱりすごい。(←やっぱり、分かりにくい)。

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「森友問題」これまでの報告書等で言及された対象者とその処罰の整理(2019/04/07時点)

架空小説「仮名手本森友学園」

2019/03/29、森友問題に関連し、大阪第一検察審査会の決議が公表された。

月29日大阪検察審査会は森友問題で佐川らに不起訴不当決議が下記の通りでました。

国有地低額譲渡の真相解明を求める弁護士・研究者の会、”同上”、2019年3月29日 。http://kokuyuuti-sinsoukaimei.com/7702/(参照2019-04-03)

決議に書かれている通り、

最後に付言するとすれば、本件のように社会的に注目を集めた被疑事件については、公開の法廷という場で事実関係を明らかにすべく公訴を提起する意義は大きいのではないかと考える。

同上、2_背任罪に関する議決の要旨、平成31年3月28日。p9、PDFページ10。(参照2019-04-03)

森友問題では、財務省、会計検査院、大阪地検等の様々な組織によって、報告書や会見を通じて、結果や処分に対する判断が下されたものの、いずれも情報が小出しであり、かつその後に新たな情報が発掘されるため、一向に落ち着かず、いくら報告や判断が出ても決着がつかない状況だ。

「森友問題」は終わっていない。

そこで今回は、過去の「不十分な」調査で言及された対象者と、その「不十分な」処罰内容、もしくは不問にされた内容を、それぞれの報告書等によって整理したい。

[公開:2019/04/07]

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