この記事のこの場所に「この記事には広告が含まれます」という一文が目立つように書いてあります(ここはそういうところですよ?)
《以上広告アナウンスでした。以下本文》
2020年11月1日。日曜日。
読売新聞をめくっていると、「あれっ?」、と違和感があった。
「日曜日なのになぜ? しかもいつもと違う位置?」
その違和感の正体は、
補助線
読売新聞2020年11月1日朝刊、大阪本社版、13Sコラム面6面。
調査研究本部客員研究員 小田 尚
成功物語から小さな成功へ
だった。
「補助線」と言えば、その「あまりにも」な内容に、過去、私もついつい取り上げてしまうものの、全く反応がなく、「『補助線』は誰も読んでいないのでは」(当ブログ記事”「補助線」(読売新聞土曜月一連載)2020/6/20の記事がやっぱりすごい”)という結論に至らざるをえなかった。(個人の感想です)
そんな「補助線」が、突然、曜日を移動して掲載されていたので、理由を探ってみたい。
掲載曜日がズレただけなのに、いろいろと想像を広げさせてくれる読売新聞はすごい。
[当ブログ記事は、今日も読売新聞はやっぱりすごい(2020年下半期)の”2020/11/01(日)朝刊6面コラム欄”の内容を元に、独立した一記事にしたものです。]
違和感の正体がいろいろあってすごい
私が最初に違和感があったのは、
「日曜日なのに『補助線』?」
という点だ。
私は、「補助線」は土曜月一連載という認識で何年も過ごしていたので、まず曜日に引っかかった。
「土曜月一連載」では「第〇土曜日はこの人」という形で週替わりで執筆陣が交替するので、以前は、私は、土曜月一連載の執筆陣の一人、芥川善好氏の「時の余白に」がある週とない週とに分けて、土曜日の朝刊をそれぞれ「アタリ週」と「ハズレ週」と判定していた。
その認識があるので、「補助線」が掲載されている週は、「今週はこっちじゃない週かぁ」、と反射的に反応するのが常だった。(個人の反応です)
残念ながら、芥川氏の連載が今年4月に終了してからは、土曜日はほぼ常にハズレ週という認識になってしまったが(個人の認識です)、「『補助線』=土曜日」という意識は残っていた。
それだけに、日曜日なのに「補助線」が掲載されていることに、違和感があった。
その次に感じたのは、
「右紙面の右端に『補助線』?」
という点だ。
実際に過去全てを調べたわけでもなく個人的なイメージでしかないが、これまで「補助線」と言えば、見開き左の紙面に載っている印象が強く、紙面の左端が定位置であるというのが、個人的な認識だった。
その「補助線」が、今回は見開き右紙面の右端に載っていることに違和感があった。
続いて感じたのは、
「掲載曜日が移動するアナウンスがあったっけ?」
という点だ。
紙面がリニューアルするのは、よくあることだし、それに伴い、連載の曜日が移動することもよくあることだ。しかし、その際には、大々的にアピールするものだし、リニューアル当日には、「今日からリニューアル紙面」といった点を強調するものだろう。
ところが、今回の件では、私には、読売紙にそのことが載っていたという記憶がなく、また、当日の一面や目次等にもそれに関する告知は載っていなかったので、「補助線」が掲載されている6面を見たときは、「あれっ?」と思わざるを得なかった。(事前の告知に関しては、あくまで個人の記憶ですので、実際にあったかどうかは不明。もしあった場合は、私の読売新聞の熟読不足ですので、ご容赦ください。)
掲載曜日が変わっただけなのに、それ以上の様々な違和感を重ねてくる、読売新聞はすごい。
「今回から」の告知がすごい
違和感を覚えながら、「補助線」を読み進め、なぜ今日掲載されていることには全く触れていないことが気になりつつも、それ以外の内容はいつもの「補助線」で、いつも通り流し読みした。(個人の感想です)
そして読み終わっての、文末に、
*「補助線」は、今回からコラム面で随時掲載します。
[引用者注:冒頭の「*」は、原文では、*を真ん中を中心に45度ほど傾けた記号。以下の引用写真を参照。]
読売新聞2020年11月1日朝刊、大阪本社版、13Sコラム面6面。
と載ってあり、「なんだこの、一応言っておきましたよ的な告知は」と思った。(個人の感想です)
ただ、「随時掲載」という点には、少し引っかかりがあった。これまでの「月一ペース」の頻度がより上がるのか、下がるのか。(正直、どっちでもいいような気もするが、「随時」という点で、本文の内容と絡めて、あとで触れる。)
そんなモヤモヤしたものを抱えながら、その隣の記述を見ると、
第1・3・5日曜日に掲載します。
同上。
と掲載されており、「えっ、随時なのか、第1・3・5日曜日なのか、どっちなの?」と疑問に思った。
冷静に読み取れば、「補助線」が「コラム面で随時掲載」で、「コラム面」が「第1・3・5日曜日に掲載」ということだろう(この解釈は、個人の解釈であり、読売新聞が意図したものであるかどうかは保証しません)が、見たときは戸惑った。
あえて、期間が異なる「掲載します」を並べることで、読者を戸惑わせる読売新聞のレイアウトはすごい。
「補助線」の今回の内容もすごい
せっかく今回の「補助線」にも目を通したので、その内容についても触れておきたい。
今回からは掲載が「随時」となり、これまでの月一の時よりも、よりタイムリーさが求められることになったと思うが、今回のコラムは、冒頭で、
菅政権が高支持率を得て、上々の滑り出しを見せている。
同上、小田尚、「補助線」、”成功物語から小さな成功へ”。
という、いささかタイムリーさに欠けた内容。
発足当初は高支持率であったことは事実であろうが、「いや、1ヶ月後には、(読売は別としても各社の)世論調査で10ポイント近く下げてるところもあるじゃん」という、ツッコミをいきなり冒頭から入れざるをえなかった。
「11月1日付コラムで、このタイムリーさに欠けた書き出し?」と、今後の「随時掲載」を不安視させる内容だ。(個人の感想です)
そんな、「上々のスベリ出し?」を見せている、読売新聞随時掲載コラム「補助線」は、すごい。
土曜日月一掲載から随時掲載に替わってすごい
そんなこんなで、違和感満載の今回の掲載だが、一方で、わが意を得たり、という点もあった。
それは、以前から指摘している、
読売新聞の「補助線」は誰も読んでいないのでは
当ブログ記事”「補助線」(読売新聞土曜月一連載)2020/6/20の記事がやっぱりすごい”(参照2020-11-02)
ということだ。
今回指摘した、
・事前も当日もアナウンスのなさ
・今回も「通常運転」の内容
・文末の小さな告知とその隣の告知と混同しやすいレイアウト
など、誰も気にしていないし、誰もツッコんでもくれない。
これは何も読者だけではない。この状況が紙面に掲載されるまでに、筆者・編集・レイアウト構成・校正などの手が加わっているはずだが、これが紙面に表れているという事実は、製作者側ですら読んでいないのでは、と思わざるを得ない。(個人の感想です)。
その意味で、「誰も読んでいない」というのは、今回も証明されたのではないだろうか。
様々な違和感がありながら、最後は結局いつもの「誰も読んでいない」という結論に落ち着かせる読売新聞の「補助線」は、土曜月一連載から日曜コラム面での随時掲載に替わってもやっぱりすごい。
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