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《以上広告アナウンスでした。以下本文》
年に一度の新聞週間が今年も来た。その中で、読売新聞がどれだけすごかったのか、振り返ってみたい。
1.新聞週間の意義
毎年10月15日からの一週間は、新聞週間として様々な行事が行われ、各紙でも特集が組まれる。
改めて、新聞のありがたみをしみじみと感じるものだ。
2.今年の新聞協会賞
新聞週間では、新聞協会賞の授賞式も行われる。2017年度の編集部門の受賞者は
- 博多金塊事件と捜査情報漏えいスクープ 西日本新聞社
- 「防衛省『日報』保管も公表せず」の特報 日本放送協会
- ボルトも驚がく 日本リレー史上初の銀 毎日新聞東京本社
- 議会の不正追及と改革を訴えるキャンペーン報道「民意と歩む」 北日本新聞社
(参考文献)一般社団法人日本新聞協会ホームページ、新聞協会受賞作、2017年度新聞協会賞。http://www.pressnet.or.jp/about/commendation/kyoukai/works.html
(2017-10-23参照)
といった、粘り強い取材を生かした記事ばかりが並んだ。
ただ、残念なことに、読売新聞は受賞を逃した。あの、他紙の追随を許さなかった「出会い系バー」報道は、受賞を逃したのか、エントリーすらしなかったのかは不明である。
3.読売の新聞週間の世論調査もすごい
読売新聞は、全国有権者3000人を対象にした大掛かりな郵送全国世論調査を行っていて、新聞週間に合わせてその結果を公表している。
2014年までは面接方式だったようなので、とりあえず、ネットで見れる2015年、2016年、そして今回の2017年の回答を見比べたい。
YOMIURI ONLINE、”2015年8~9月郵送全国世論調査”。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/opinion/koumoku/20151019-OYT8T50032.html
同、”「2016年10月 郵送全国世論調査『新聞週間』」”。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/opinion/koumoku/20161014-OYT8T50027.html
同、”2017年9~10月 郵送全国世論調査「新聞週間」”。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/opinion/koumoku/20171016-OYT8T50134.html
(2017-10-23参照)
単純な比較をすると、有効回答数は、2015年から順に、
1991人 → 1968人 → 1879人
と減っている。気になるのは、2017年が要約版だとはいえ、わざわざ、
10月12日までに返送されたのは1946。対象者以外による回答などを除くと有効回答は1879。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/opinion/koumoku/20171016-OYT8T50134.html
(2017-10-23参照)
と、有効回答数だけでなく返送数も載せているのだ。(2015年、2016年の分は有効回答数のみ記載)。
昨年以前の返送数が不明なので何とも言えないが、これはまるで、
「読売新聞の調査だから返答拒否して送り返してきた」人
が例年と違って増えたのではないか、と想像させる書きっぷりと、有効回答数の減りっぷりである。
また、読売新聞は、新聞週間に関連した社説で、今回の調査のことも取り上げているが、なぜか、
読売新聞の世論調査では、ネットなどに多くの偽情報が流れている、と感じる人が81%に上った。公正・正確な報道が従来にも増して求められていると言えよう。
読売新聞社説2017年10月15日朝刊。
と様々な調査項目があるにもかかわらず、ネットの偽情報に対する世論調査だけ取り上げて、他は無視していた。ちなみに、この「ネットなどに多くの偽の情報が流
れていると感じますか、感じませんか。」の質問項目は、2015年、2016年の調査では設けられていない項目だった。
せっかく、毎年同じ質問で時系列の変化を確認できる項目、例えば、
Q あなたは、新聞が事実やいろいろな立場の意見などを公平に伝えていると思いますか、そうは思いませんか。
を取り上げ、2015年、2016年と違って2017年調査で変化していることを分析すれば、その背景を探れるのに、あえてそれに触れない読売新聞は、やっぱりすごい。全国3000人もの調査しているのに。
4.読売新聞は「報道と紙面を考える」懇談会もすごい
新聞週間のトリにふさわしく、2017年10月21日土曜日の朝刊に、待ちに待っていた、「報道と紙面を考える 第19回懇談会」の詳細が1面使って載せられていた。
だが、残念なことに、「出会い系バー」報道のことは、全く取り上げられていなかった。せっかく社会部長も政治部長も来ているのに。
「報道と紙面を考える」にぴったりのテーマがあるのにもかかわらず、あえてスルーするとは、私は予想だにしていなかった。
これでは、懇談会の顧問を務めている識者の評判まで落としかねないのに、それを気にせず、一番取り上げるべき問題を取り上げない、読売はやっぱりすごいなあ。
まとめ
- 新聞協会賞を逃したけど、読売新聞の出会い系バー報道はすごい
- 読売新聞は、今年も新聞週間に大規模な世論調査をしたのに、その無駄使い感がすごい
- 読売新聞は、「報道と紙面を考える」懇談会で、核心に触れないところがすごい
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