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《以上広告アナウンスでした。以下本文》
持っていたもの
- AndoroidタブレットとgoogleアカウントとWi-Fi接続環境
- 3年ほどやり続けた、主に2種類のスマホゲームのLEVEL300やら500(ゲームによる)を超える経験値と定期開催されるイベントでちょっと頑張れば参加者にもらえるカードやモンスターはほぼもれなく
- 毎日ログインして、ログインボーナスをもらったり、体力値やらスタミナやらをゼロになるまで消費しないともったいないと思う習慣
- タイミングよく訪れた、スマホゲームを辞めようという環境
持ってなかったもの
- 通信契約をしたスマートフォン
- スマホゲームで課金する環境
中毒性のあるものは、頭ではわかっていてもなかなかやめられないから恐ろしい。タバコ、アルコールもそうだが、スマホゲームの中毒性も、なかなか厄介だ。
私も、スマホゲームをいくつか経験し、3年ほどは毎日ログインしていたゲームがあった。それが、先月、ひょんなことで辞めることができて、1か月ほどたった。おそらく、特殊な例で、辞めたいと思っている人には全く参考にならないが、勝手に報告する。
1.「スマホゲーム」をしていた特殊な環境
冒頭から、「タイトル詐欺だ」と言われるかもしれないが、実は私がやっていたのは、正確に言うと「スマホゲーム」ではない。スマートフォンではなく、数年前に購入した、7インチのアンドロイドタブレット(Lesance Tablet LTB07B)で、wifi接続し、スマホゲームをインストールして遊んでいたからだ。
機種が「スマホ」ではないうえに、契約している携帯もガラケーで、モバイルwifiも持っていないため、「持ち歩いて出先でもスマホゲーム」ということはしてなかった。
もっぱら、家庭内wifiの届く範囲で家の中でゲームするだけだった。
そしてもう一つ、私の場合、「ゲーム課金」という点でも、通常のスマホゲーム環境と違っていた。スマホゲームでは、スマートホン自体が通信会社に毎月通信料を払っていて、その支払いルートを通じてのゲーム課金の仕組みが整っているため、支払うまでのハードルが低い。私の場合は、通信会社と契約した端末でないため、ゲーム料金を支払うとすれば、googleアカウントにクレジットカード登録するかコンビニ等で「google playカード」を購入する必要があるが、私は今までそれらをしたことがないため、ハードルは高いままだった。その結果、ゲーム課金をせずに、ゲームを続けることができた。
その意味で、私の場合は、通常のスマホ環境とは異なり、
- 出先や移動中でのスマホゲームはしない
- ゲーム課金はしない
という環境で、ゲームを続けていた。
2.やり続けていたスマホゲーム
4年ほど前にAndoroidタブレットを購入した理由としては、
- 家に導入した無線LAN(wifi)環境を生かしたい
- PC画面で漫画を読むのが疲れるので電子リーダーが欲しい
- 気軽にPCのメールをチェックしたい
- ついでにスマホゲームも楽しみたい
で、当時は、すでにgoogleからNexus、Amazonからkindleといったメジャーなタブレットが、高性能ながら抑えられた価格で人気だったが、私が選んだのは、それより性能が抑えられて価格も安いタブレットだった。
当初は、スマホゲームはついで程度で、google Playから将棋やオセロ、数独といった無料のミニゲーム的なソフトを選んではインストールして遊んでいた。
単純なゲームなので、長続きはしなかったが、インストールしたゲームで、最近まで毎日のようにやり続けたのが、
- 「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」株式会社コロプラ
- 「パズル&ドラゴンズ」GungHo Online Entertainment,Inc.
の二つだった。
3.「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」の思い出
クイズ好きな私は、テレビのコマーシャルで、クイズのスマホゲームがあると知り、やってみようとインストールして、やり始めた。
初めに、3種類から選べるカードは、何となく主人公で強そうな、赤色の戦士っぽいカードを選んだ。そのあと、新規でできるガチャをして、そこから適当にカードを選びクエストを始めた(その当時は、リセマラ(リセットマラソン)という言葉を知らなかった)。
初めのころは、ただ単純に、クエストをこなし、魔力も消費するが、すぐにレベルアップして、魔力が満タンになるので、延々と続け、ゲームを辞めた後でもBGMが頭の中に残るほどだった。
次第に、敵も強くなり、クイズにすべて正解しようが、カードの組み合わせも考えないと勝ち抜けないような状況になる。進化のために精霊を集めたり、経験値を稼ぐために必要なクエストを周回したりし、さらには、攻略サイトを見るようになった。
攻略サイトを見るようになると、めっちゃ強いカードがあることを知り、それを引くために、たまったクリスタルをガチャに祈るように回すが、確率は低かった。
クリスタルがなくなって、ガチャを引くために課金する誘惑に何度もかられたが、私の場合は、課金するには手間がかかるというハードルがあったため、課金することはなかった。ただ、課金できないため、クリスタル目当てやドロップ報酬目当てで、単純作業を何時間も繰り返したりする羽目になった。
基本的に、消費魔力は自然回復を待って行ったが、期間限定のイベントが行われると、期間終了間際になるとまだ回収できてないドロップカードを集めるために、なけなしのクリスタルで魔力の回復を行い、それでも足りなくなったときは、課金の誘惑にかられたが、この場合も、私はすぐに課金できる環境ではなかったので、課金することはなかった。
この途中でも、「辞めてやる」と思うことは何度もあった。
- なかなか当たらないガチャ ← しかしたまに当たるので次に期待してしまう
- 単純作業に疲れる ← しかし時間つぶしにちょうどいい
- めんどくさいカード進化 ← しかし魔力回復の時間つぶしにちょうどいい
- 期間限定に追われる ← しかし区切りになって次のイベントに移動しやすい
といった感じで、辞めてやろうと思うが実際に辞めることはなく、続けていった。
途中、本気で引退しようと思ったのが、協力プレイのレイドで、新しい敵に詳しいことを知らずに「遅延」をかけたら、味方プレイヤーが「ヤバイ」を連発したので何かな、と思ったら、遅延後の敵の攻撃が即死攻撃で、全滅してしまい、すごく申し訳なかった。今はレイドは消費魔力ゼロになったが、当時は結構な消費魔力を消費してたので、すごく反省し、もう引退しようと思った。ただ、実際には、未練がましくログインボーナスだけはいただこうと思い、しばらくは、ログインだけしていたが、いつの間にか、ゲームに復帰していた。(ただ、それ以降は、レイドだけは、しばらく参加する気にもなれず、しばらくたってから、クリスタルがもらえるミッションを消費するためにこわごわと初級レベルに参加するのが限界だった。)
そんな、状況で、ゲームをやり続けていたが、辞める決心をする数か月前からは、
- 私のAndoroidが古くなってきたためか、更新すると、容量が足りませんと、たびたび出て、キャッシュをクリアしたりMicroSDに移行したりする手間がかかった。
- 機種が古いためか、カードの進化や組み合わせのページを開くのに10秒以上かかることがあり、イライラさせられるようになった。
- また、たびたびフリーズすることが増え、新規ストーリーの読み込みでは、かなりの確率で「終了します」の文字が出て、何度も再起動する羽目になった。
- 定期的に開催される4日間の魔導杯で積極的に上位を目指してみたが、手持ちのカードと、かかりきりになれる時間を考えると、総合上位5万位以内も不可能だと限界に気が付いた。
- 特に周回するイベントがないときは、初回消費魔力ゼロでほとんど済むため、消費魔力の増減が以前ほど気にならなくなった。
- イベントガチャではイベントが変わるたびに貯まったなけなしのクリスタルで10連を必ずすることにしていて、最新の結果はイベントをまたいで10連を5回したが、1枚もイベントカードが出なかった。
といった感じで、爽快感より義務感に追われている状況になっていた。
4.パズドラの思い出
パズドラをインストールしたのは、「黒猫のウィズ」で消費魔力の回復待ちの時間つぶしになるなんか適当なゲームが無いかと思っていたとき、操作の簡単なパズルゲームのパズドラがCMでも盛んに流れていたこともあり、試しに入れてみようと思い、インストールした。
はじめに引いたガチャで出てきたのが、水色の双子の女の子のキャラクターだった。(この時も、まだ、リセマラの言葉は知らなかった。)
最初は、属性も種族の相性も良くわからないまま進めていくが、やはり、パズル力だけでは解決できない問題が出てくる。カードの進化や強化などを調べるために、攻略サイトを見るようになる。初めのうちはフレンドの承認もよくわからず進めていたが、承認したほうがいろいろ便利なことを知り、承認ページに行き、ようやく承認を始めたりした。
そうこうしているうちに、カードの枠が足りなくなって、拡大を続け、1000を超えたあたりからは、足りなくなったら手持ちの魔法石と相談して増やす、という繰り返しになった。
やっていくうちに、究極進化だの、+値だの、何とか継承だの、要素が増えていき、だんだんと、ゲームが複雑化していき、いつか引いた時のためのスキルアップのために残していたモンスターが枠を圧迫して売却するか悩んだり、売却する前に、ひょっとしたら進化に必要なモンスターかをいちいち確認するなど、煩わしいことが増えてきたようにも感じた。
ゲームのクエストも、クリアできてないクエストの壁が高く感じるようになり、消費魔量も高いため、負けるのが分かっていてわざわざ挑戦しようとは思わなくなり、イベントクエストをこなすだけになっていった。
5.突如訪れたハプニング
そんな、3年ほどたっても惰性でゲームをやり続けていたが、突然その時は訪れた。
今まで使っていたアンドロイドが突然電源が切れ、立ち上がらななくなったのである。
その時以来、新しいアンドロイドタブレットを手にしていないし、スマホゲームをやっていない。
結果的に、禁スマホゲームに成功している。
正直言って、特殊な環境の特殊な事情で、禁スマホゲームに成功しただけで、何の参考にならないだろう。
もし、生活必需品のスマホであれば、故障と当時に修理や買い替えに走り、結果的に、スマホゲームを再開していただろう。「CMみたら、コラボイベントおもしろそう、ログインボーナスだけでも」「ちょっと暇つぶしで」といった感じで、再開していただろう。
また、ゲームに夢中でやっていた時、あるいは、課金した経験がありその課金した分がもったいないと足枷に感じてしまうのなら、すぐにゲームを再開できるような方法を調べて、PC上で再現したり、新しい機種を買ったりするだろう。
幸いなのかどうかわからないが、私はその環境になかったため、スマホゲームに追われることはなくなった。
ただ、もし仮に、私の携帯がガラケーからスマホに変わったら、また、スマホゲームをやり始めてしまうのは目に見えているが。
まとめ
- やり続けていたスマホゲームを辞めることができた参考にならない経験
- やっぱり物理的に物を取り上げるのが一番手っ取り早い
- 「いつ辞めるの」「今でしょ」