「森友問題」問題の土地の評価額等の変遷の簡単なまとめ(2018/06/12)

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架空小説「仮名手本森友学園」

森友問題を複雑にしている理由の一つが、土地の値段・価格が何種類も出てどれが正しいのかわからないことだ。

さらにそこに、地下埋設物処理費用の何パターンもの見積もりが重なるので、余計にこんがらがってくる。

ある価格を適正と言う人もいれば、明らかに不適正と言う人もいる。

そこに、2018年6月12日の国会質問によって、新たな数字が加わった。

衆議院国土交通委員会、宮本岳志議員によって、2016/10/14、当該土地に銀行が10億円の質権を設定し、国交省がそれを追認していることが、明らかになった。

しんぶん赤旗、”8億円値引きの国有地で10億円まで借り入れ承認 森友問題 宮本岳志氏が新文書示す”、2018年6月13日。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-13/2018061304_01_1.html
(参照2018-06-14)

今回は、この新たな数字を加えた、当該土地の、鑑定価格や、地下埋設物処理費用(見積)等を整理してまとめてみたい。

[公開:2018/06/14、更新:2018/09/04]

森友問題の土地の鑑定価格と地下埋設物処理費の推移

西暦年/月/日  土地評価額  地下埋設物処分工事価格
2012/06/01 09億0300万 0億8437万 (評価調書:大阪音大7億希望)
2015/04/28 09億3200万 *億****万 (賃料見積合わせ:違約金の10倍)
2015/12/02 **億****万 1億3176万– (地下埋設物除去工事清算:中道組)
2016/04/12 **億****万 6億7000万 (大阪航空局:見積もり1回目)
2016/04/14 **億****万 8億1974万 (大阪航空局:増量依頼後)
2016/05/31 09億5600万 8億1974万 (不動産鑑定:意見価格1億3400万円-)
2016/08/10 13億****万 *億****万 (籠池氏依頼不動産鑑定)
2016/10/14 **億****万 *億****万 (国交省質権設定承認:約10億円)
2017/05/** **億****万 9億8000万 (工事業者の地検への説明最大値)
2017/08/21 **億****万 1億9706万 (会計検査院報告「原案」:混入率法)
2017/08/21 **億****万 4億4367万 (会見検査院報告「原案」:層厚法)
2017/06/29 **億****万 1億1070万– (買戻権の行使:有益費過払分相殺)[補足追加]

[2018/09/04上記補足追加:有益費過払分相殺は、2015年の有益費から業者が返金した2106万円を引いたもの。また、日付が前後していることに気づきましたが、引用文献の並びが代わってしまうことと、最終的な価格を最後にしたという点ではそのままでもいいと判断し、並びはそのままにしています。]

(参考)国有財産台帳価格
2012/07/01 *8億7472万 (新関空会社への出資)
2013/03/31 *7億6302万 (価格改定)
2016/06/20 *7億6302万 (森友学園への売払い)
2017/06/29 *7億6302万 (森友学園より買戻し)

[2018/06/14作成]

[注)レイアウトの並びを優先したため、各項目は統一されていません。日付は、価格時点日、提出日、清算日などが混在しており、価格も約で四捨五入の桁数をそろえていません。赤字は、実際に支払いが行われた金額。それぞれの根拠となる引用文献は、上から以下の順の通り。]

森ゆうこ資料サイト、平成29年12月7日(木)文教科学委員会 内閣委員会 連合審査会、”提出資料”。
http://www.mori-yuko.com/activity/files/haifu.pdf
(参照2018-06-14)

財務省、決裁文書に関する調査について、”森友学園等との交渉記録【売却まで】  ファイル2 (PDF:16073KB)”。平成30年5月23日公開。p478(PDFページ240)。
https://www.mof.go.jp/public_relations/statement/other/20180523p-2.pdf
(参照2018-06-14)

同、同、”森友学園等との交渉記録【売却まで】  ファイル4(PDF:14638KB)”。平成30年5月23日公開。p740(PDFページ1)。
https://www.mof.go.jp/public_relations/statement/other/20180523p-4.pdf
(参照2018-06-14)

山添 拓 facebook、5月29日 4:21。
https://www.facebook.com/山添-拓-475006202668512/
(参照2018-06-14)

近畿財務局、国有財産近畿地方審議会の開催結果、”第127回(平成29年3月23日)開催結果【資料1別添】(PDF形式:35.6MB)”。(PDFページ89)。
http://kinki.mof.go.jp/content/000166370.pdf
(参照2018-06-14)

同、同、”同”。(PDFページ89)。
http://kinki.mof.go.jp/content/000166370.pdf
(参照2018-06-14)

しんぶん赤旗、”8億円値引きの国有地で10億円まで借り入れ承認 森友問題 宮本岳志氏が新文書示す”、2018年6月13日。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-13/2018061304_01_1.html
(参照2018-06-14)

同、”同”、同。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-13/2018061304_01_1.html
(参照2018-06-14)

産経新聞WEST、”「ごみ撤去費9億8千万円」業者が試算 特捜部、合理性認め不起訴処分”、2018.6.1 15:42。
http://www.sankei.com/west/news/180601/wst1806010055-n1.html
(参照2018-06-14)

日本共産党中央委員会、「PDF形式のファイル」、”会計検査院報告原案への主な意見(平成29年8月) ※6~8ページ注目”。p6。
https://www.jcp.or.jp/web_info/images/201708_genanheno_iken.pdf
(参照2018-06-14)

同、同、”同”。p6。
https://www.jcp.or.jp/web_info/images/201708_genanheno_iken.pdf
(参照2018-06-14)

会計検査院、”学校法人森友学園に対する国有地の売却等に関する会計検査の結果について”、平成29年11月22日。p48(PDFページ53)。
http://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/29/pdf/291122_zenbun_1.pdf
(参照2018-06-14)

<以下、「(参考)国有財産台帳価格」の項目の引用文献はすべて>

会計検査院、”学校法人森友学園に対する国有地の売却等に関する会計検査の結果について”、平成29年11月22日。p55(PDFページ60)。
http://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/29/pdf/291122_zenbun_1.pdf
(参照2018-06-14)

<以上の文献以外で、参考にしたもの>

ビジネスジャーナル、青木泰、”【森友】国交省も公文書改竄か…地中ごみ撤去前の混入率を、払い下げ根拠として提示”、2018.04.18。
http://biz-journal.jp/2018/04/post_23047.html
(参照2018-06-14)

同上記事、青木泰、”【表1:経過概略】”、2018.04.18。
http://biz-journal.jp/2018/04/post_23047_3.html
(参照2018-06-14)

毎日新聞、岡村崇、宮嶋梓帆、”森友学園「ごみ撤去費は9億円」業者が見積もり”、2017年11月16日 11時53分(最終更新 11月16日 13時56分)
https://mainichi.jp/articles/20171116/k00/00e/040/280000c
(参照2018-06-14)

(感想)

正直言って、作った労力の割に、得るものは少ない。

はじめは、簡単に作れると思いきや、やっていくと、

「あれ、どうだったかな」

という点が次々と出て、

「どの資料だったかな」

と確認しようと検索したり、PDF資料を探して、開いて、検索して、といった作業を一つ一つ繰り返した。

ある程度のことは記憶していたつもりだが、細かいこととなると、記憶があやふやで自信がなく、確認作業に追われた。特に日付と数字が絡むので、確認作業は多くなった。

森友問題では、いろいろなサイトで、年表や経歴を作ってくれている人がいて、大いに利用させてもらっているが、あらためて感謝したい。

今回の私の作ったものは、どちらかというと、これまでの復習がてらの確認で、自己満足な要素が強い。改めてみても、土地評価額はある程度一定してると思いきや、今回の担保設定のために作られた評価額は13億と飛びぬけてしまっているし、地下埋設物処理費も、見積もりはバラツキの差が大きすぎて何にも参考にならない。

これだけバラバラだと、法則が見つけられず、何の参考にもならない。時間をかけてまとめたのに、徒労感が残った。

ただ、その一方で、調べている最中に、これまで分からなかった、「航空局長と理財局長との意見交換概要(2017.9.7)」の

「依頼文書」

が何だったかが分かった。会計検査院の報告に、そのものずばりの記述があった。

「森友問題」「航空局長と理財局長との意見交換概要(2017.9.7)」の考察
(参照2018-06-14)

今回の労多くしての、数少ない成果だ。

だが、13億円の件は、まだまだ、謎が多く、今後の議員たちの追及に注目だ。

今後も、さらなる情報に期待したい。

過去の考察のカテゴリーはこちら→「森友問題」考察

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