この記事のこの場所に「この記事には広告が含まれます」という一文が目立つように書いてあります(ここはそういうところですよ?)
《以上広告アナウンスでした。以下本文》
持っているもの
- 初心者が8か月かけた100記事程度のWordPressのブログ
- 有料のWordPress専用サーバーを借りて8か月たった経験
持っていなかったもの
- 独自ドメイン
ブログ初心者にとって、迷うポイントの一つが、独自ドメインをどうするかだ。
いろいろなアドバイスを見聞きしたが、独自ドメインを取ったほうがいい、というのがほとんどだったように思える。実際、独自ドメインをとれば、集客力・信用性でメリットがある。
そのメリットはわかっていたのが、特定の名前を決め切れていない私は、後回しにしていた。独自ドメインを取ったほうがいいという思いを持ちながら決断を先延ばしにして、8カ月たった時、キャンペーンなどに背中を押され、とうとう独自ドメインをとった。
そんな、初心者が、遠回りして独自ドメインをとった話を、勝手に公開する。
1.サブドメインの長所と短所
ネットをやっていると、いろいろなものの価値が分からなくなる時がある。
いろいろなものが条件付きで無料で使えるからだ。(ほとんどは「接続料は別」等の断り書きがあったり、登録が必要だったり、広告表示等の宣伝を見ることの引換でもあるが。)
その一つが、サーバー会社が提供するサブドメインだ。
当ブログもZ.com WPのサーバーを借りていて、そのサービスの一つとしてサブドメインを使わしてもらっている。[2018/04/18現在]
このブログのトップページのアドレス
t-hajime.webstarterz.com
で言えば、webstarterz.comがメインで、そこにサブの形で、t-hajimeという名前を登録して使わしてもらってきた。Z.com WPのサーバーを続ける限り、(契約内容が変わらない限りは)そのサブドメインでブログを公開し続けることは可能だ。
しかし問題になるのは、サーバーを変えたりする時だ。
もし、Z.com WPのサーバーの契約を辞めれば、○○〇.webstarterz.comのアドレスを他社で使える可能性はまずないだろう。新たにその他社が用意する、アドレスのサブドメインを使うことになる。つまり、名前を変えて一からやり直すことになる。
(また、個人的な事情でサーバーを変えるだけでなく、会社がサービスを停止したり、名称を変更してドメインのメインの名称を変更せざるを得ない可能性もゼロではない)。
サブドメインは、(サービスと引き換えに)無料で手軽に使える便利なものだが、一方で上記のような、デメリットも考慮に入れる必要がある。
2.独自ドメインの価値
一方で、独自ドメインは、サブドメインのように、メインのドメインの部分に影響を受けない。まさに独自ドメインこそがメインだからだ。
独自ドメインを取得すれば、当たり前だがそのドメインを使えるのはアナタだけだ。逆に言えば、使いたいドメインがあっても、先に誰かがそのドメインを取得していれば、アナタがそれを使うことはできない。どうしても使いたいのなら、その権利を持っている人に、相場より高い価格を提示して、権利を譲るようにお願いするしかない。
さらに、独自ドメインを持っているということは、いわば、ネット上に名前を持っていることであり、それだけで、ネット上の身分を証明するものとなりえる。
しかも現実社会では名前が同姓同名であることはあり得るが、ネット上のドメインは同姓同名であることはあり得ない。(「同姓」であったり、「同名」であったりすることはあり得るが、フルネームで同姓同名であることはあり得ない、ということ)。したがって、独自ドメインを持っているということ自体が、ネット上でのある程度の信頼を証明するものになりえる。
独自ドメインを「(ネット上で存在する唯一の)名前」とすれば、サーバーは「(ネット上の)住所」と言えるだろう。独自ドメインの「名前」はサーバーに対しても独立しているので、サーバーを移動しようが、サーバーのサービスが終了しようが、住所を移せば、その名前を継続できる。これも独自ドメインの利点である。
3.独自ドメインのコスト
それでは、独自ドメインのコストがいくらになるかだが、それは、ドメインを販売しているサイトを比較して検証してほしい。
私もいろいろなサイトを見て比較した。
初心者なら初心者なりの私の知識で、注意したのは、
- 取得価格
- whois情報の代行が無料
- 更新価格
- できれば.com、.net、co.jpなどの一般的なドメインを希望
- 考えているドメイン名が使えるか
と言った点だった。
特に意識したのは、更新コストだ。取得コストがキャンペーンで安くなっていても、更新コストが高ければ、意味がないと思って、2年以上持って更新するコストも考慮に入れた。
意外だったのが、.comといった、一般的によく使われるドメインの方が更新料は取得コストと比較的変わらないことだった。取得コストがキャンペーン等で格安になっているドメインの更新料が高くなるのは商売としてある程度理解できる。だが、それらと比べても、.comの更新料が比較的安いのは予想していなかった。
その結果から、私は、.comでドメインを取ることに決めた。
[価格比較は、2017-2018年当時にかけての個人の感想です]
4.「.com」ドメインの注意点
.comは一般的によく使われているドメインなので、特に、問題となるような点はないと思われる。
ただ、よく使われているという点は、当然、「既に使われている」可能性が高くなる。
ドメイン販売業者のホームページでは、そのドメインが使えるかどうかを確認ができるサービスがあるので、調べることができる。使われていなければ、そのまま申し込んで、取得手続きに入ることはできるが、もし使われていれば別の候補を探すか、あるいはすでに誰か取得されていてその権利を販売している場合は、それを割高な値段で買わなければならないことになる。
もちろん、文字列は無数の生み合わせがあるので、単に登録したいだけなら、適当な文字列の組み合わせをすれば、登録されていないドメインを探し当てることは容易だ。
ただ、名前というものは、どうしても、思い入れがあるものになってしまうので、考えれば考えるほど、迷ってしまうのも仕方がない。
5.ドメイン名を結局決めた
私も、ブログを始めたときは、サブドメインをどうしようか迷ったが、とりあえず、t-hajime、で始めてみた。実はその時、その名前で独自ドメインが取れないかを検索していて、結果は使用可能だった。
「検索するという行為が、この文字列を取得希望していることを別の誰かに察知され、迷っているうちにそのドメインを取られたらどうしよう」、などとの疑心暗鬼もあったが、取られたら取られたで、別の名称を考えたらいいか、という程度の認識だった。
そのまま、t-hajimeのサブドメインで8か月過ぎ、独自ドメインを取ろうと検索した時、t-hajimeは誰にも取得されず、残っていた。誰かにとられるということは全くなかった。(ちなみに、8か月前にt-hajimeと共に、別の候補も何件か検索して使えるのを確認していて、今回t-hajimeを調べた際に、それらも確認したが、いずれも使用可能のままだった。)
結果、t-hajime.comを取得するに至った、というのが、この話の結論である。
独自ドメイン取得の手続き等に関しては、このサブドメインブログで書くか、新たに取得した独自ドメインブログで整理して書くかは、混迷中。
まとめ
- サブドメインを使ってきた長所と短所
- 独自ドメインはやっぱり便利
- 独自ドメインのコストを更新料を含めて考える
- 名前は思い入れもあるけど、結局最後にものを言うのは内容