「森友問題」における会計検査院の成果を検査する(2020/11/22)

2020/11/06の衆議院運営委員会で、会計検査院検査官の所信聴取が行われ、「森友学園」をめぐる財務省の文書改ざん問題について言及があったとのニュースがあった。

「森友」再調査せず 会計検査官

時事ドットコムニュース、”同”、2020年11月06日16時06分。https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110600726(参照2020-11-21)

岡村肇会計検査院検査官は、学校法人「森友学園」をめぐる財務省の文書改ざん問題について、

「必要な検査は行ったと考えているので再検査は予定していない」

同上。

と答えたということだ。

森友問題に対する会計検査院による検査(とそれに類するもの)については、当ブログでも、何度か取り上げ、整理した上で考察してきた。

今回は、当ブログでの会計検査院報告に対する過去のまとめと考察を振り返ることで、改めて、この岡村氏の「考えている」という認識が正しいのかどうか、会計検査院が「必要な検査を行った」かどうか、について、「検査」する。

[公開:2020/11/22]

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2020年11月から突然「補助線」が日曜随時掲載になった読売新聞はやっぱりすごい

2020年11月1日。日曜日。

読売新聞をめくっていると、「あれっ?」、と違和感があった。

「日曜日なのになぜ? しかもいつもと違う位置?」

その違和感の正体は、

補助線
調査研究本部客員研究員  小田 尚
成功物語から小さな成功へ

読売新聞2020年11月1日朝刊、大阪本社版、13Sコラム面6面。

だった。

「補助線」と言えば、その「あまりにも」な内容に、過去、私もついつい取り上げてしまうものの、全く反応がなく、「『補助線』は誰も読んでいないのでは」(当ブログ記事”「補助線」(読売新聞土曜月一連載)2020/6/20の記事がやっぱりすごい”)という結論に至らざるをえなかった。(個人の感想です)

そんな「補助線」が、突然、曜日を移動して掲載されていたので、理由を探ってみたい。

掲載曜日がズレただけなのに、いろいろと想像を広げさせてくれる読売新聞はすごい。

[当ブログ記事は、今日も読売新聞はやっぱりすごい(2020年下半期)の”2020/11/01(日)朝刊6面コラム欄”の内容を元に、独立した一記事にしたものです。]

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