(番外編)「はだかのあべ様」(森友問題バージョン)

「仮名手本森友学園」は、実際に起こった出来事を元に脚色されたドラマであるが、「幕府」の追及から逃れるために、登場人物や時代背景を架空のものにしてあるということになっている。

「仮名手本森友学園」には、さまざまな物語の影響を受けた跡がうかがえ、今後の研究が期待されている。

その一方で、本編には採用されなかったものの、童話「はだかの王様」を基にしたと思われる、仮名手本森友学園にまつわる話を、偶然発掘したので、紹介したい。

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「森友問題」「(決裁参考メモ)森友学園事案に係る今後の対応方針について(H28.4.4)」の考察(2018/08/23)

「森友問題」が皮肉なのは、政権を守るはずの側が、文書の重要性を理解せずに、

「これが無実の証拠だ」

と公開するが、内容をよく読むと、むしろ関与していた疑いが強くなり、擁護どころか、隠したい政権の足を引っ張ってしまうことである。

今回取り上げるのは、

「(決裁参考メモ)森友学園事案に係る今後の対応方針について(H28.4.4)」

についてだ。

この文書を、「政権が関与していない証拠」だという、トンデモ主張をする人がいるようなので、この文書の真の重要性を指摘するとともに、このような主張をしてしまうことの考察をしてみたい。

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エピローグ 30年後 安倍晋三記念老人ホーム - 「やすらげないの郷」に集う関係者たち

205X年。

先代に続く陛下のご退位と新天皇のご即位が、国民の総意の元、つつがなく行われた。

それからしばらくして、豊中市の、とある老人ホームに、新たな仲間が加わった。

新天皇即位に伴う恩赦により、予定より短い刑期で巣鴨から出獄したA夫妻が、行き場もなく、この老人ホームが受け入れることになったのだ。

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読売新聞の翁長沖縄県知事死去についての社説がすごい

2018年8月8日。沖縄県知事の翁長雄志氏が、亡くなった。謹んで哀悼の意を表したい。

保守出身の政治家でありながら(いや、保守だからこそ)、沖縄県の知事として、沖縄のことを思い、沖縄のために主義主張を貫いた方だったと思う。

「どうせ国には逆らえないから、条件闘争で従えばよい」と、初めからあきらめて国の顔色をうかがうだけのほうが、よっぽど楽なのに、あえていばらの道を選んだのは、保守として、沖縄のためだったのだろう。

ご冥福をお祈りします。

ところで、翁長氏の死去について、読売新聞は2018/08/10朝刊の社説で、

”翁長知事死去 沖縄の基地負担軽減を着実に”

YOMIURI ONLINE、社説、”翁長知事死去 沖縄の基地負担軽減を着実に”、2018年08月10日 06時04分。

https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20180809-OYT1T50130.html

(参照2018-08-10)

のタイトルで載せていたが、その内容のすごさを、ぜひ紹介したい。

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「森友問題」(番外編)水田(仮名)の歴史観の考察

先日アップした当ブログ記事”「森友問題」決裁文書から名前を消された政治家が文字通り消えていっている件”を書いたのは、とある議員が、雑誌に稚拙な意見を載せて、議員の資質を問われていることがきっかけだった。

その議員は、現時点で未だに辞めていないこともあり(2018/08/09現在)、今回のきっかけとなった記事だけでなく、これまでも議員としての資質を問われる発言をしていたことが次々と発掘されて、注目と嘲笑を浴びている。

その中の一つが、

杉田水脈Twitter、「江戸時代(中略)男性ばかりが国を治めていたのに400年間、戦争をしていない」、18:38 – 2017年12月23日。

https://twitter.com/miosugita/status/944759137837113344(参照2018-08-09)

という発言だ。私は知らなかったのだが、この発言をした当初にも、ネット上ではツッコミが入ったようだ。

さすがに、後で数字だけを訂正したようだが、発言全体が事実誤認を前提にしているため、訂正になっていないし意味不明なままだ。

そんな中、真偽は明瞭だが、この議員の歴史観を表すかもしれないメモを手に入れたので、紹介したい。

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「森友問題」元総務課長の考察(2018/08/06)

森友問題では、様々な人物が登場する。

登場時に、注目を浴びながらも、その後、消えていった人物や、「森友問題の真相は○○だ」と自信満々に言いながら根拠を示さず「悪質なデマだ」と訴えられるとフェイドアウトしていった人物など、問題の解決に何ら貢献しない端役は、数多くいる。

だが、その一方で、端役に過ぎないと思っていた人物が、この問題の重要人物であることが明らかになり、予想外の結果に驚かされることもあった。

私にとって、最大の予想外だったのが、財務省理財局の元総務課長である。

この元総務課長は、登場時は、単なる国会議員やマスコミへの対応役だと見ていたが、実は、問題当初から関わっていて、改ざん行為の命令を下した実行犯であったことが分かった。

そしてまた、改ざんをした理由について、未だに詳しく語っていない人物でもありながら、処分明けの7/27の財務省人事で、新たな地位を与えられた人物でもある。

そんな、元総務課長について、森友問題とのこれまでのかかわりを整理してまとめ、考察を加えたい。

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「森友問題」籠池長男氏(仮名)の考察(2018/08/01時点)

先日、ある月刊誌に、籠池氏の長男の対談記事が載っていたようだ。

私はその雑誌を読んでおらず、雑誌広告しか見ていないので、その件について言及するつもりはない。

ただ、今回、雑誌で対談して自ら露出し、何らかの政治的なメッセージを積極的に述べる意思が明確になったということで、一般人として配慮する必要はなくなったとみていいだろう。

籠池長男氏(仮名)は、「森友問題」については端役に過ぎず、その不規則発言の真偽をいちいち一から確認するのは、手間がかかるし、割に合わない。

そこで今回は、長男のこれまでの「森友問題」への関わり具合を整理することによって、個別発言の真偽の確認の省略を計ることを試みたい。

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